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こんにちは!amitie編集部(@amitie_rikkyo)です。
部屋の片隅の花瓶に刺さった一輪の花。
いつからそこにあったのか分からないし,
そもそも貰ったのか拾ったのか
はたまた自分で買ってきたのかすら覚えていない。
まるでここに引っ越してきた時からそこにずっとあったような気がした。
ふっと息を吹きかければ散ってしまいそうな
色褪せた花びらを見て美しいと思う自分に驚く。
今まで花に興味も無かったのに、しかも散り際に目を奪われるのは、
きっと自分と花の間に不思議なシンパシーを感じているからなのかも知れない。
この感情を大人になったからっていう一言で片付けてしまうのは簡単だけど
そんなに単純な変化だとは思わない。
過去の経験が今の自分につながることは飽きるほど聞かされてきたけれど、
この花を見ていると、未来から逆算した自分というものがあるような気もしてきた。
きっと枯れた後も
そこに花は残り続けるのだろう。
自分が枯れた後は何が残るのかなと
ぼやっとした不安を抱えつつ、
ずれた布団を首元まで引き上げて目を閉じた。
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